リスのシッポ

リスのシッポ

「リスのシッポって簡単に取れちゃうんだよ。知ってた?」

リスのシッポ?体のわりに大きくてふさふさしてるやつですか?

恥ずかしながら私、この年までリスのシッポは「観賞用」だとハッキリ思っていました。

すばやく動くときに体のバランスを取るのにも役に立つのでしょうが、リスってあの大きなシッポがあるから、よけいにかわいいんじゃないでしょうか?

トレードマークのシッポがなくなったら、ハムスターとの区別がつかなくなってしまいます。

「敵に襲われた時なんかにあっけなくポロッて落ちちゃうんだよね。

トカゲのシッポと同じで、敵がシッポに気を取られている隙に本体は逃げるんだよ」

ふーん。じゃあ、落ちたらまた生えてくるの?

バカを承知で訊いてみたら呆れられました。

「そんなわけないじゃん。哺乳類だよ?落ちたシッポは再生しません」

じゃあ、リスのシッポは弱いから絶対にひっぱっちゃダメなのね?

「当たり前でしょっ」

獣医学部卒の友人から聞いた話です。

リスは生命の危機を感じたときに、自分からシッポを切ることもあるのだとか。

ちなみに、シッポを失くしたリスはどうなるのかと言いますと……、

高いところから飛び降りられなくなるとか、寝る時のマクラがなくなるとか、多少の不便はあるものの、それなりに元気に生活できるようです。

ただ、やはり自分の体の一部を失うわけですから、まったく平気なわけではありません。シッポを失くしたときのことがトラウマになって精神的に不安定になったりもするそう……。

しかし、この年になっても、知らないことってけっこうあるものですね。

子どものころは、ナメクジは殻を失くしたカタツムリに違いないだとか、シジミが大きくなったらアサリになるんだろうとか、イカとタコは兄弟なんだとか、今から思えばバカみたいなことをけっこう本気で信じていました。

一度正しいことを知ってしまえば、それはちゃんと「知識」として蓄積されます。

「知識」をたくさん持っている人が大人であるとも限りませんが……。

今まで知らなかったことを知って、

「へえぇ」

と感心するような体験が子どものころと比べると、最近はぐんと減ってしまいました。

リスのシッポは私にとって久々の「へえぇ」体験でした。

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書いて生きていくプロ文章論-上阪徹

またまた購入してしまいました。

ミシマ社の本です。

本当に、こちらの出版社のラインナップは面白い!

★<005書いて生きていくプロ文章論-上阪徹>を挿入

だいぶ前に購入した益田ミリさんの『はやくはやくっていわないで』という絵本は、妹も姪もお気に入りの一冊になりました。

まだまだ沢山の本が出版されているので、他のものも読んでみたいなと思っています。

さて、私がこちらの本を購入したのは、プロのライターとして独立しようと思っているからではありません。

私達は文章を書く機会が非常に増えています。

子どもの頃に作文や読書感想文が苦手だった人でも、ビジネスメールやブログやSNSを利用して文章を書く機会が増えました。

パソコンやスマートフォンを利用してのことなので、さほど抵抗はないのかもしれません。

しかし、文章とはとても怖いもので、会話より鋭利に突き刺さるものでもあります。

こちらの『書いて生きていくプロ文章論』を購入したのは、改めて自分の文章を見直す為です。

4章と5章は取材についての心得なので、あまり一般人には関係ありません。

しかし、その他の部分はものすごく勉強になりました。

文章の書き方云々より、読む相手に不快な気持ちを与えることなく、伝わる文章を書けているかということが一番つき刺さりました。

「作家でもなくライターでもないし、書きたいことを自由に書いているのだから関係ないでしょう」と思われるかもしれません。

でも、ブログにしろSNSにしろメールにしろ、気持ち良く文章を読んでもらうことはなかなか難しいものです。

言葉の使い方によっては、不快にさせるどころでは済まない事もあります。

上阪さんの文章はとても読みやすく書かれていました。

だからこそ、スッと内容が入ってきたのだと思います。

先ほど、取材に関してはあまり関係ないと書きました。

でも、取材に関しても全く関係ないとは言い切れません。

営業をするにしても、友達と会話するにしても、“相手の大切な時間を頂いている”ということを忘れてはいけないのだと改めて思い知らされました。

プロ文章論というだけで、「私には関係ない」と思われることが多いかもしれませんが、私達の日常に必要なスキルが沢山詰まっている本です。

下手なビジネス本を読むくらいなら、こちらの本をお勧めします。